人事として、IGPIプラットフォームを支える
人事担当シニアスタッフ
2020年5月入社
人と人を繋ぐハブとして、やりがいを感じていた前職時代
新卒で入社した国際物流フォワーダーでは、貿易事務に従事していました。日本と海外をつなぎ、モノを届けるという社会貢献度の高さに惹かれて飛び込んだ世界で、私は荷主や航空会社・陸送会社等のキャリア、担当営業間の調整役を担いつつ、貨物の輸出手続きを行っていました。就職活動時の志望動機まさしく、規模の大きいものを動かすことに大きなやりがいを感じていましたし、細やかな気配りやウェットなコミュニケーションを伴う調整力が評価される場面も多く、適性を感じてはいたものの、今後のキャリアの幅について考えたとき、個社特有のスキルだけではなく専門性を身に着けられるような経験も積みたいと考えるようになり、転職を決意しました。
サポート役としての経験が活き、かつ専門性を身に着けられる職種などあるのだろうかと、様々な業界・職種を漠然と探すところからスタートした転職活動でしたが、そんな中で辿り着いたのが、プロフェッショナルファームの人事でした。採用・労務・評価といった、どんな企業の運営にも欠かせないコア機能である一方、プロスタッフを支える縁の下の力持ち的側面も持つ組織で、紹介を受けた際に、これだ!と思ったことを記憶しています。とりわけIGPIの人事は組織がコンパクトなため、人事業務全般の経験を積むことができる点にも魅力を感じ、入社を決めました。
地道に向き合い、業務の幅を広げる
IGPI参画後は、採用業務を中心に職務をスタートしました。人事未経験での入社だったため、しばらくは求職者や人材紹介エージェントとの調整を通じて、採用業務への理解を深めることから始めました。採用の流れや仕組みへの理解が進んできた頃からは、プロスタッフを含む採用チームの一員として、採用計画の策定やイベントの企画・運営にも関与しています。現在は、並行して採用以外の業務にも従事し、入社時の期待そのままに、人事としての幅を広げることができています。
新卒時の就職活動の頃は、人事という職種に対して、学生や求職者の前でプレゼンテーションをしたり、会社の顔としてメディアに露出したりといった、キラキラしたイメージを抱いていました。しかし、実際のところは転職活動時に抱いた印象通り、事業を支える黒子的組織で、泥臭い側面も多く、時には嫌われ役を買って出なければいけない場面もあります。こうした難しさにも向き合いながら、また一方で、想像通りの性に合った仕事だなとも思いながら、人事パーソンとしてのキャリアを着実に積み上げられていることに充実感を感じています。
人事評価システムの導入プロジェクトで成長を実感
入社2年目の頃、Excel中心で行っていた人事評価に新たなシステムを導入することになり、サービス選定から導入・運用までを一貫して担当することとなりました。検討を進めてみると、プロジェクト単位で評価を進めるプロフェッショナルファーム特有の評価方法を想定して作りこまれているサービスは見つけることができず、一般的な仕組みをIGPIの組織に適したものにどうカスタマイズするか、頭を悩ませることとなりました。また、システムを単に導入するだけでなく、既存の評価プロセス自体にも変更が生じるため、社内調整や社内メンバーの理解促進にも取り組む必要があり、最終的には、上長やシステム会社のサポートを得ながら、1年弱かけてなんとか運用開始までこぎつけることができました。傍から見ていた上長には、ずっとヒヤヒヤさせていただろうと思いますが、自分で悩んで意思決定・行動し、責任をもって完遂できた経験は大変な自信になりました。あえて細かい指示は出さず、裁量を与えてくださった上長にはとても感謝しています。今後も、導入したシステムのより効果的な運用に向けて、改善に努めたいと思っています。
産休・育休から復帰、フラットなカルチャーのもとで新たな挑戦
2022年に第一子を出産し、産休・育休ののち、時短勤務で復帰しました。上長が先んじて人事チームの体制見直しや、担当業務の調整をしてくださったため、安心して復帰することができました。復帰後は、単に時間の融通が利く業務ということではなく、今後のキャリアを見据え、企画色の強いチャレンジジングな業務も任せていただいています。同じ人事チームの皆さんには、時短勤務や子どもの体調不良による突発的な不在で迷惑をかけることが多い中、快く協力いただいており、日々とても感謝しています。
産休・育休を経て復帰し、IGPIはプロスタッフ・コーポレートスタッフの職種に関係なく、皆が責任感を持って前向きに仕事に取り組んでいて、この人たちのために頑張ろうと思える素敵な方々ばかりが集まっていると改めて感じました。また、組織がコンパクトな分、共同経営者やシニアメンバーとの距離も近く、私が執務しているすぐそばに人事担当の共同経営者(パートナー)がいるので、困った時や思いついたアイデアを知らせたい時にはすぐに伝えることができますし、そういったコミュニケーションが常に歓迎されているカルチャーにも支えられ、とても働きやすい環境で業務に取り組めていると思います。
成長し変化する組織の中で、人事に求められること
直近は、アルムナイメンバーの繋がり強化を目指す新チームの立ち上げや、新たな採用ルートの探索に取り組んでいます。グループとして目指す姿に応じて、組織の形を柔軟に変えていくところも、IGPIグループの特徴のひとつだと思います。ルーティン業務を着実にこなすことはもちろん大切ですが、そのような変化に対応し、新たなルーティン業務に落とし込むところも、人事に求められる重要な役割であることが、私自身も理解できつつあります。IGPIグループの事業の広がりに合わせ、コーポレート部門の規模・体制も大きくなり、求められる業務も複雑化していくため、自身にも日々成長が求められていることをひしひしと感じています。
最後に、IGPIは「真の経営人材を輩出するプラットフォーム」を標榜しています。未来を担う魅力的な人材に参画していただけるように、またそうした方々に生き生きと活躍していただけるよう、人事としてその基盤づくりを通じ、IGPIグループへ貢献していきたいと思っています。